

就活カバンの選び方|押さえるべきポイントと男女別おすすめを紹介
就職活動において、スーツや髪型だけでなくカバンも第一印象を左右する重要なアイテムです。
就活用にふさわしいカバンの選び方が分からず、不安に感じる方も少なくないでしょう。
この記事では、就活で失敗しないための選び方の具体的なポイントや、男女別のおすすめ、避けるべきカバンの種類などを網羅的に解説します。
自分に合ったアイテムを見つけ、自信を持って就職活動に臨みましょう。
就活においてカバン選びが第一印象を左右する理由
就職活動において、カバンの選び方に明確なルールや決まりが存在するわけではありません。
しかし、採用担当者は服装や髪型と同様に、持ち物からも応募者の人柄やTPOをわきまえているかを見ています。
ビジネスシーンにふさわしいカバンを持っているかどうかは、社会人としての基礎的なビジネスマナーを理解しているかの判断基準になります。
面接官に良い印象を与えるためにも、機能的で清潔感のあるカバンを用意しておく必要があります。
カバン選びで失敗しないための7つのチェックリスト
就活で使うカバンは、機能性やデザインなど、いくつかのポイントを押さえて選ぶことが重要です。
ここで紹介するチェックリストを参考にすれば、面接官に好印象を与え、かつ実用的なカバンを見つけられます。
就活期間中だけでなく、社会人になって入社後も使えるようなカバンを選ぶことで、長期的に活用できるでしょう。
購入前に以下の7つのポイントを確認し、自分に合った最適な一品を選んでください。
色は定番の黒を選べば間違いない(黒・紺色(ネイビー)・茶色が基本
就活用のカバンの色は、リクルートスーツに合わせやすい黒が最も無難で間違いのない選択です。
黒は誠実さや真面目さを演出し、どのような業界や企業の選考でも悪目立ちすることがありません。
もし黒以外の色を検討する場合は、紺やダークブラウン、チャコールグレーといった落ち着いたダーク系の色を選ぶとよいでしょう。
業界によっては比較的自由な場合もありますが、基本的にはフォーマルな印象を与える黒を選んでおけば安心です。
就活では個性よりも、清潔感や協調性が重視される傾向にあるため、カバンの色もそれに合わせるのが賢明です。
デザインは装飾のないシンプルなものを選ぶ
カバンのデザインは、ビジネスシーンにふさわしい無地でシンプルな形のものを選びましょう。
過度な装飾や目立つ金具、大きなブランドロゴが入っているものは、華美な印象を与えてしまう可能性があるため避けるのが無難です。
キャラクターもののキーホルダーや派手なストラップなども外しておきましょう。
おしゃれさを追求するよりも、誠実さや清潔感を伝えることが重要です。
奇抜な柄やデザインは避け、機能的で落ち着いた雰囲気のビジネスバッグの形を選ぶことで、採用担当者に堅実な印象を与えられます。
サイズはA4書類が折らずに入る大きさが必須
就活では、企業から配布されるパンフレットやエントリーシート、履歴書といったA4サイズの書類を持ち運ぶ機会が頻繁にあります。
そのため、カバンの大きさはA4のクリアファイルが折らずにすっぽりと入るサイズが必須条件です。
書類の角が折れたり、シワになったりしないよう、収納する際に余裕のある容量のものを選びましょう。
また、ノートパソコンやタブレット、筆記用具、折りたたみ傘、ペットボトルなども収納できる程度のマチ(厚み)があると、荷物が増えた際にも対応できて便利です。
床に置いても倒れない自立するタイプが好印象
説明会や面接の際、カバンは椅子の横の床に置くのが基本です。
その際に、置いたカバンがくたっと倒れてしまうと、だらしなく見えたり、置き場所に困ったりすることがあります。
そのため、底に鋲が付いていて、床に置いてもきちんと自立するタイプのカバンを選ぶのがおすすめです。
しっかりと自立するカバンは、見た目がスマートなだけでなく、中身の出し入れもしやすいというメリットもあります。
また、持ち手の長さも重要で、手で持っても床に付かず、肩にもかけられる程度の長さがあると移動時に便利です。
素材は軽量で手入れがしやすいナイロンや合皮がおすすめ
就活カバンの素材は、ナイロンや合成皮革(合皮)がおすすめです。
これらの素材は軽量で耐久性があり、水や汚れに強いため手入れがしやすいというメリットがあります。
本革の製品は高級感がありますが、重い上に雨に弱く、こまめな手入れが必要になるため、毎日持ち歩く就活用のカバンには不向きな側面もあります。
一方で、帆布などの布やキャンバス生地のものはカジュアルな印象が強いため避けましょう。
説明会や面接で一日中移動することも考慮すると、荷物が重くなっても負担になりにくい軽い素材の製品が実用的です。
急な雨でも安心な撥水加工がされているか
就職活動中は、天候に関わらず移動する必要があります。
そのため、急な雨でカバンの中にある履歴書やエントリーシートといった重要な書類が濡れてしまう事態は避けなければなりません。
カバンを選ぶ際には、表面に撥水加工や防水加工が施されているものを選ぶと安心です。
ナイロンや合皮といった素材は、もともと水に強い性質を持っていますが、加えて撥水機能があればさらに万全です。
また、ショルダーベルトが付属している2wayタイプのカバンであれば、雨天時に傘を差しながらでも肩にかけて楽に移動できます。
中身が見えないファスナー付きで防犯対策も万全
カバンの開口部は、中身が外から見えないように、ファスナーで完全に閉じられるタイプを選びましょう。
マグネットボタンやホック式のものは、隙間から中身が見えてしまい、だらしない印象を与えかねません。
また、満員電車など人が多い場所での移動中に、スリなどの被害に遭うリスクを低減させる防犯対策の観点からも、ファスナー付きは必須です。
貴重品や個人情報が記載された書類を安全に持ち運ぶためにも、カバンの口がしっかりと閉まるかどうかは重要なチェックポイントとなります。
就活でリュックは使ってもいい?シーン別の使い分けを解説
就職活動において、リュックの使用は避けるのが無難です。
特に面接や役員との面談など、フォーマルな場面ではビジネスバッグが望ましいとされています。
リュックはカジュアルな印象が強く、スーツにしわが寄る原因にもなるため、採用担当者によってはマナー違反と捉える可能性も否定できません。
ただし、私服での参加が許可されているインターンや一部の企業説明会など、比較的カジュアルなシーンであれば、黒や紺のシンプルなビジネス用のリュックが許容される場合もあります。
企業の雰囲気や服装の指定に応じて、ビジネスバッグと使い分ける判断が必要です。
高級ブランドやトートバッグはあり?
就職活動において、高級ブランドのカバンを使用すること自体が問題になるわけではありません。
しかし、ブランドのロゴが大きく目立つものや、一目で高価だとわかるデザインのものは、華美な印象や自慢しているような印象を与えかねないため、避けた方が賢明です。
トートバッグについては、ビジネスシーン向けに作られた革や合皮素材で、A4サイズが入り、自立してファスナーで口が閉まるタイプであれば使用できる場合もあります。
ただし、キャンバス地などのカジュアルなトートバッグはNGです。
迷った場合は、リクルート用のビジネスバッグを選んでおけば間違いありません。
就活カバンの値段はいくらが目安?購入価格の相場を紹介
就活カバンの価格相場は、5,000円から15,000円程度が一般的です。
スーツ量販店や百貨店、ショッピングモールのカバン専門店などで購入できます。
特に高価なブランド品を選ぶ必要はなく、この価格帯で機能性や耐久性に優れた十分な品質のカバンを見つけることが可能です。
あまりに安価すぎるものは、素材が薄く、すぐに型崩れしてしまう可能性があるので注意しましょう。
就活は何かと費用がかかるため、無理のない範囲で、社会人になっても使えるような品質とデザインの製品を選ぶのがおすすめです。
就活カバンはどこで買う?
- ユニクロ・しまむら:安い価格帯で揃う。
- 青山・AOKI(アオキ):就活スーツと一緒に選べる安心感。
- ace(エース)・tumi:機能性・耐久性の高い人気ブランド。
- amazon:ランキングやレビューを参考に探せる。
- レンタルサービス:一時的に使うなら「買わない選択」もあり。
【男女別】就活カバンのおすすめの選び方
就活カバンに求められる基本的な条件は男女共通ですが、持ち物の違いなどから、男性と女性で選び方のポイントが異なります。
男性は収納力やPCの持ち運びやすさといった機能性を、女性は軽さに加えて、化粧ポーチなども入る収納力やデザイン性を重視する傾向があります。
それぞれの特性を理解し、自分のスタイルや持ち物に合ったカバンを選ぶことで、より快適に就職活動を進めることができます。
男性・メンズ向け|機能性を重視したカバンの特徴
男性の就活カバンは、黒のブリーフケースが最も一般的です。
リクルートスーツに合う、装飾のないシンプルなデザインを選びましょう。
ノートパソコンや多くの書類を持ち運ぶことを想定し、収納力が高く、耐久性のある素材のものが適しています。
床に置いた際の安定感を考えて、マチが広く自立するタイプが好ましいです。
手持ちだけでなく、長時間の移動に備えてショルダーベルトが付いた2wayタイプも人気があります。
トートバッグを選ぶ際は、カジュアルになりすぎない革や合皮素材で、肩にかけたときにスーツの形を崩さないものを選びましょう。
女性・レディース向け|デザインと軽さを両立した就活カバンの特徴
女性向けの就活カバンは、A4サイズの書類が収納でき、床に置いても自立するという基本条件を満たした上で、軽さを重視して選ぶのがおすすめです。
女性は化粧ポーチや予備のストッキングなど、男性よりも荷物が多くなりがちなので、カバン自体の重さが負担にならないものを選びましょう。
持ち手が長めで、肩にかけやすいトートバッグタイプが人気です。
色は定番の黒や紺のほか、服装に合わせやすいベージュやグレーといった落ち着いたカラーも選択肢に入ります。
機能性と、華美になりすぎない上品なデザイン性を両立したカバンが適しています。
面接当日に慌てない!就活持ち物リスト
面接当日に実力を最大限に発揮するためには、万全の準備が不可欠です。
カバンの中の持ち物は事前にしっかりと確認しておかなければなりません。
必要なものを忘れたために、面接で本来の力を出せなかったという事態は避けたいものです。
ここでは、就活の際に必ずカバンに入れておくべき基本の持ち物と、いざという時に役立つ便利なアイテムをリストアップして紹介します。
前日までにチェックする習慣をつけましょう。
これだけは必須!就活カバンの基本の持ち物
就活カバンの中身として、最低限これだけは入れておきたい必須の持ち物があります。
まず、応募書類(履歴書やエントリーシートのコピー)は、面接直前に内容を再確認するために必ず携帯しましょう。
その他、筆記用具とスケジュール帳、連絡用のスマートフォンとモバイルバッテリーは必須です。
身だしなみを整えるためのハンカチやティッシュ、本人確認で必要になる学生証、そして交通費やいざという時のための現金もカバンの中に入れておきましょう。
これらの基本アイテムは、常にカバンの中にあるか確認する癖をつけることが大切です。
差がつく!持っていると便利なアイテム
必須ではないものの、持っているといざという時に役立ち、他の就活生と差がつく便利なアイテムもあります。
天候の急変に備える折りたたみ傘、身だしなみをチェックするための手鏡、緊張をほぐすための常備薬などは持っていると安心です。
また、食事の後に備える携帯用歯ブラシセットや、女性であれば予備のストッキング、移動中に汚れてしまった靴をきれいにするための携帯用シューケア用品も重宝します。
提出書類を綺麗な状態で保管するためのクリアファイルも複数枚あると便利です。
まとめ
就活で使うカバンは、第一印象を左右する重要な要素の一つですが、奇抜なものを選ぶ必要はありません。
大切なのは、黒を基調としたビジネスシーンにふさわしいデザインで、A4サイズの書類が入り、床に置いた際に自立するといった機能性を重視することです。
明確なルールはないものの、採用担当者はカバンそのものの評価ではなく、それを選ぶ学生のTPOをわきまえる姿勢を見ています。
この記事で紹介した選び方のポイントを押さえれば、就活に使うだけでなく、社会人になってからも長く活用できるカバンを見つけられます。
万全の準備で面接に臨みましょう。
就活カバンは、第一印象を左右する重要なアイテムです。色は黒・ネイビー・茶色が基本で、A4書類が入るやや大きめサイズを選ぶのが安心です。素材は軽量なポリエステルや高級感のあるレザーが人気で、肩掛けや3wayタイプなど機能性も重視されます。購入先はユニクロやしまむらなどの安価なものから、青山・AOKIのスーツ量販店、さらにaceやtumiといったブランドまで幅広く選べ、amazonのランキングやレンタルサービスも活用可能です。
男性はシンプルな黒やネイビーの鞄、女性は肩掛け可能でオフィスに馴染むレディース鞄がおすすめです。オンライン面接では不要に思える場面もありますが、会社訪問や最終面接では必須アイテムとなります。大学生の就活から中途の転職活動まで、「シンプル・機能的・清潔感」を意識して選ぶことが成功への第一歩です。
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