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内定式とは?当日の流れや持ち物、入社式との違いまで解説
BE GOOD編集部
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内定式とは?当日の流れや持ち物、入社式との違いまで解説

内定式とは、日本の企業が内定者に対して正式に内定を通知し、入社の意思を確認するために開催する式典、イベントです。
多くの内定者にとって、同期入社の仲間と初めて顔を合わせる貴重な機会となります。
この記事では、内定式の目的や一般的な開催時期、当日の流れといった基本情報から、準備しておくべき持ち物、ふさわしい服装、知っておきたいマナーまで、内定式に関するあらゆる疑問を解消できるよう網羅的に解説します。

内定式とは?開催される目的や参加する意義を解説

内定式とは、企業が内定を出した学生を集めて行う公式なイベント行事です。内定式をやる意味を理解して適切な行動をとりましょう。
内定式の企業側の主な目的は、内定者に入社承諾書へ署名をしてもらい、正式な入社意思を確認することもあります。
また、新卒の学生に対し自社への理解を深めてもらい、入社意欲を高めることで、内定辞退を防ぐ意味合いも持ちます。
就職活動を終えた学生が参加するメリットは、同期となる仲間との連帯感を育み、経営層や先輩社員と交流することで、企業の雰囲気や文化を肌で感じられる点にあります。怖いと思わずに今後仕事やキャリア形成していく上で楽しんで参加することが大切です。

内定式の開催時期はいつ?多くの企業が10月1日に行う理由

内定式の開催時期はいつ頃でしょうか。多くの企業で10月1日に設定されています。
これは、経団連の指針により、正式な内定日が10月1日以降と定められているためです。

経団連が2018年に発表した「採用選考に関する指針」に基づいてます。

  • 大学3年生の3月1日に情報解禁
  • 4年生の6月1日に選考開始
  • 内定解禁日は10月1日以降そのため、内定式も10月1日以降となります。
    つまり10月以前に出されるのが「内内定」です。

    2025年卒の学生を対象とした2024年度の内定式も、多くがこの日程に沿って実施されました。2026年度、2027年度も10月1日が多くなると思います。
    ただし、企業規模や方針によって時期は異なり、日本の中小企業などでは10月以降の11月や、年が明けてから1月や3月に行うケースも少なくありません。
    また、10月1日が休日の場合、翌日の2日や、平日の午後から開催されることもあります。
    企業によっては内定式そのものがない場合もあるため、内定式の案内をよく確認することが必要です。

内定式と入社式の明確な違いを比較

内定式と入社式は、どちらも企業にとって重要な式典ですが、その目的と参加者の立場が明確に異なります。
内定式は、企業が内々定者に対して正式な内定を通知し、内々定が出ている学生に対して入社の意思を確認するために行われます。
この時点での参加者の身分はまだ学生です。
一方、入社式は、新入社員を正式に会社のメンバーとして迎え入れるための式典、イベントであり、開催日である4月1日付で参加者は社員となります。
つまり、内定式が「入社を約束する契約の場」であるのに対し、入社式は「社会人としてのスタートを切る場」という違いがあります。

【完全ガイド】内定式当日の一般的なプログラムと流れ

内定式当日のスケジュールは企業によって異なりますが、何するか気になる方も多いと思います。
一般的には本社やホテルなどを会場に、半日または5時間程度のプログラムが組まれています。
開会後、役員挨拶や内定証書授与といった式典が行われ、その後、事務手続きや入社前研修の説明や懇親会、食事会がなされるのが基本的な流れです。
内定式の後は、同期や先輩社員との交流を目的とした懇親会やイベントが催されることもあります。
企業によっては、ユニークなグループワークや課題解決型のプログラムを取り入れている事例も見られます。
参加後にレポート提出や面談で感想を求められる場合もあるため、内定式の内容はしっかり聞いて覚えておくと良いでしょう。
内定式は歓迎の意味合いも強いので楽しんで参加してください。

経営層からの挨拶・祝辞

内定式の冒頭では、社長や役員といった経営層から内定者への挨拶や祝辞が述べられることが多いです。
ここでは、企業の経営理念や今後の事業ビジョン、そして新しく仲間となる内定者への期待などが語られることが一般的です。
会社のトップがどのような考えを持ち、どのような未来を描いているのかを直接聞ける貴重な機会となります。
また、企業の文化を伝えるために、若手の先輩社員が登壇し、自身の経験談や仕事のやりがいについて話したり、動画を流すプログラムが組まれることもあります。
これらの経営層や先輩社員からの挨拶を通じて、企業の雰囲気や価値観をより深く理解し、社会人になるという自覚をすることができます。

内定証書の授与式

内定証書の授与は、内定式の中心的なプログラムです。多くの場合、内定者一人ひとりの名前が呼ばれ、代表者から直接、内定証書を手渡される形式で行われます。
この内定証書は、内定者が企業の一員として迎え入れられることを実感するための象徴的な意味合いが強いと考えられます。企業と内定者の間では、内定通知書や内定承諾書のやり取りによって労働契約が成立するとされています。厳粛な雰囲気の中で行われるこの授与式は、企業の一員として迎え入れられることを実感するセレモニーであり、内定者にとっては社会人としての自覚と責任感を促す重要な節目となります。受け取る際には、丁寧な所作を心がけることが求められます。

内定者一人ひとりの自己紹介

内定式のプログラムには、内定者一人ひとりが前に出て自己紹介を行う時間が設けられていることがほとんどです。
多くの人の前で話すため緊張する場面ですが、同期や社員の方々に自分を覚えてもらう最初の機会となります。
1人あたりの持ち時間は1〜3分程度が一般的で、大学名や学部、氏名といった基本情報に加えて、趣味や特技、学生時代に力を入れたこと、そして入社後の抱負などを簡潔にまとめて発表します。
これから一緒に働く仲間とのコミュニケーションのきっかけにもなるため、事前に話す内容を整理し、明るく前向きな印象を与えられるように準備しておくことが望ましいです。

入社に向けた事務手続きと今後のスケジュール共有

内定式では、入社に向けた事務手続きや今後のスケジュールに関する説明が行われます。
具体的には、入社承諾書や労働契約に関する書類、年金手帳の提出依頼、給与振込口座の指定といった手続きが必要です。
扶養控除等申告書など、親に確認が必要な書類もあるため、説明をしっかり聞き、不明点はその場で質問することが重要です。
また、内定後から入社までの流れとして、通信教育やeラーニングなどの入社前研修、健康診断の日程、場合によっては配属先に関する案内も共有されます。
これらの手続きは労働局の指導に基づいたものも含まれ、社会人としての一歩を踏み出すための重要な準備となります。

同期との交流を深める懇親会

内定式の後には、懇親会や食事会が開催されることが多くあります。
この時間は、式典の緊張した雰囲気から解放され、楽しい、リラックスした中で同期入社の仲間や先輩社員と交流を深める絶好の機会です。
立食形式や着席での食事会などスタイルは様々ですが、アイスブレイクを目的とした簡単なゲームやグループワークが取り入れられることもあります。
会社のカルチャーや社員の人柄といった、よりリアルな雰囲気を知ることができます。
これから共に働く仲間との良好な関係を築く第一歩となるため、積極的に様々な人とコミュニケーションをとり、有意義な時間にするよう心がけると良いでしょう。

内定式までに済ませておきたい3つの事前準備

内定式の案内通知が届いたら、当日までにいくつかの準備を進めておく必要があります。
まずは案内の内容を隅々まで確認し、日時や場所、持ち物、服装の指定などを正確に把握し、参加、不参加の返信を行います。
やむを得ない事情で欠席や遅刻する場合には、分かった時点ですぐに企業へ連絡を入れるのがマナーです。
また、当日に慌てないよう、自己紹介の内容を考えたり、スピーチのリハーサルをしたりすることも大切です。
これらの事前準備をしっかり行うことで、安心して内定式に臨むことができます。

好印象を与える自己紹介の内容を考える

内定式での自己紹介は、同期や社員に自分を知ってもらう最初の機会です。
大学名や氏名といった基本情報だけでなく、自身の個性や人柄が伝わる内容を盛り込むことで、相手に良い印象を与えられます。
例えば、趣味や特技、学生時代に熱中したことなどの話題は、その後の懇親会での会話のきっかけにもなります。
さらに、簡潔に入社後の抱負を語ることで、仕事への意欲を示すこともできます。
話す内容を事前に考え、時間を計りながら練習しておくことが重要です。
具体的なエピソードを交えた自己紹介の例を参考に、自分らしいスピーチを構成してみましょう。

企業の最新情報や事業内容を再確認する

内定式に参加する前には、改めてその企業の事業内容や最近の動向について確認しておくことをお勧めします。
就職活動時から時間が経過しているため、会社の状況も変化している可能性があります。
企業の公式ウェブサイトや最新のニュースリリースなどに目を通し、情報をアップデートしておきましょう。
経営層や先輩社員と話す機会があった際に、企業の最新の取り組みについて質問したり、自分の考えを述べたりできれば、入社意欲の高さをアピールすることにも繋がります。
会社への理解を深めておくことは、円滑なコミュニケーションの土台となります。

当日に慌てないために前日には持ち物をリストアップ

内定式当日に必要な持ち物は、事前にリストアップして準備万端にしておくと安心です。
企業から送られてくる案内に記載されている提出書類(入社承諾書、年金手帳のコピーなど)は、忘れることのないよう真っ先に確認しましょう。
その他、筆記用具やスケジュール帳、印鑑、学生証は必須アイテムです。
交通費の精算がある場合は、領収書も忘れずに保管しておきます。
また、企業から記念品や資料が渡されることもあるため、A4サイズの書類が入るカバンやバッグを用意すると便利です。
稀に名刺をいただくこともあるため、名刺入れを持っておくとスマートに対応できます。

内定式にふさわしい服装は?男女別の身だしなみポイント

内定式は、社会人としての第一歩を踏み出す公的な場です。
そのため、その場にふさわしい服装と身だしなみが求められます。
基本的には、企業の案内に従うことが最も重要ですが、特に指定がない場合は、清潔感を第一に考えたリクルートスーツが無難です。
髪型やメイクなども含め、就職活動時と同様のスタイルを意識すると良いでしょう。
この先の見出しでは、男女別に具体的な服装や身だしなめのポイントについて解説しますので、当日着ていく服を選ぶ際の参考にしてください。

基本的にはリクルートスーツで参加する

内定式の服装に迷った場合、リクルートスーツを選べば間違いありません。
企業から「服装自由」や「私服でお越しください」といった案内があった場合でも、その意図を慎重に判断する必要があります。
この場合の私服とは、オフィスカジュアルやビジネスカジュアルを指すことが多く、Tシャツやジーンズのようなラフな服装は避けるべきです。
ジャケットを羽織るなど、フォーマルに近い清潔感のある服装を心がけましょう。腕時計はなくても大丈夫です。ビジネスにふさわしくない腕時計は避けた方が無難です。ただし、スマートフォンでメモを取っていると印象が良くないので、メモ帳や時間も掛け時計やシンプルな腕時計で見ると印象は良くなります。


企業の社風によってカジュアルの度合いは異なりますが、初めて同期や社員と会う場であるため、堅実な印象を与えるスーツで参加するのが最も安全な選択と言えます。

清潔感を第一に考えた髪型やメイクを心がける

内定式では、服装だけでなく髪型やメイクといった身だしなみ全体で清潔感を演出することが重要です。
髪の毛が顔にかからないように整え、寝ぐせなどがないか出発前に鏡で確認しましょう。
就職活動の時と同様に、派手な髪色は避け、地毛に近い落ち着いた色合いが望ましいです。
男性は髭をきれいに剃り、女性は健康的で明るい印象を与えるナチュラルメイクを基本とします。
香りの強い香水や華美なアクセサリーの着用は控えるのがマナーです。
社会人として信頼感を与えられるような、誠実さが伝わる身だしなみを意識することが求められます。

内定式当日に気をつけたいビジネスマナーや疑問点まとめ

内定式は、学生気分から社会人へと意識を切り替える重要な機会です。
そのため、前日は夜更かしせず、当日はビジネスマナーを意識した行動が求められます。
受付での挨拶や時間厳守といった基本的なことから、式典中の態度、懇親会での振る舞いまで、様々な場面で社会人としての資質が見られています。
ここでは、内定者が抱きがちな疑問や、当日気をつけるべき注意点を具体的に解説しますします。
しっかりマナーを理解し、自信を持って内定式に臨めるように準備しておきましょう。稀に適性検査やテストがありケースもありますが、入社に関わることではなく、配属先や上司の選定に利用するものになる可能性が高いです。内定式でのマナーより入社後の立ち振る舞いを見られています。多少粗相があっても、大丈夫です。

体調不良や行かないとどうなる?

内定式に大学の講義やゼミ、または急な体調不良といったやむを得ない理由で内定式を欠席せざるを得ない場合、基本的には内定が取り消されることはありません。
最も重要なのは無断で欠席しないことで、きちんと連絡を入れるようにしましょう。
行かないことが確定した時点、あるいは当日の朝であっても、速やかに企業の採用担当者へ電話で連絡を入れましょう。
その際、まずは欠席することへのお詫びを述べ、理由を簡潔に説明します。
そして、後日提出が必要な書類の対応方法など、今後の指示を仰ぎます。
誠意ある対応を心がけることで、マイナスの印象を与えることを避けられます。

懇親会や食事会で気を付けることは?

懇親会や食事会は、リラックスした雰囲気の中で行われますが、内定式の一部であるという意識を持つことが重要です。
役員や社員の方々も参加しているため、節度ある行動を心がけましょう。
お酒が提供される場合でも、飲み過ぎて羽目を外すことのないように注意が必要です。
内定者同士で固まって話すのではなく、積極的に先輩社員の輪に入り、仕事内容や会社の雰囲気について質問してみるのが有益です。
スマートフォンを頻繁に操作したり、食事のマナーが乱れたりしないよう気を配り、社会人としての自覚を持った振る舞いをすることが求められます。

近年増えているオンライン形式の内定式で注意すべきこと

近年、企業のDX化や地理的な制約をなくす目的で、zoomなどオンライン形式の内定式が増加しています。
オンライン参加は移動の手間が省ける一方、対面(リアル)開催とは異なる注意点が複数あります。
まず、安定したインターネット接続環境を確保することが大前提です。
背景には個人情報がわかるものや散らかった部屋が映り込まないよう、バーチャル背景や片付けた壁などを利用します。
服装は企業からの指示に従いますが、上半身しか映らないからといって気を抜かず、対面と同様の身だしなみを心がけましょう。
マイクのオンオフ切り替えなど、ツールの操作にも事前に慣れておくことが円滑な参加に繋がります。
背景画像も派手なものでなく、シンプルなものにしましょう。

まとめ

内定式は、内定者が企業の一員となることを正式に約束する重要なセレモニーです。
企業にとっては内定辞退を防ぎ、内定者にとっては社会人になる自覚を促し、同期との連帯感を育む目的があります。
当日の流れやプログラムは企業によって異なりますが、一般的には経営層の挨拶、内定証書授与、事務手続き、懇親会などで構成されます。
参加にあたっては、案内の内容をよく確認し、スーツなどの適切な服装や持ち物を準備することが不可欠です。
ビジネスマナーを守り、事前準備を万全に整えることで、入社に向けた良いスタートを切ることができます。

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